top of page
理想の状態は上虚下実
上虚下実とは上半身の余計な力みが抜けていて、丹田・下半身の力がどっしり充実して安定している状態を意味します。現代人は足を使うことが減り、逆に手先や目・頭だけを使い過ぎて上実下虚、逆さまになりがちです。
足が上手に使えるようになれば自然と肩の力は抜けて凝りにくくなり、重いものを持って腰を痛めるようなこともありません。重心が下がっているかどうかは心の安定にも関わります。丹田に意識を集めて平穏を保ちましょう。
アンカー 1
美しい動き=機能的な動き
能や歌舞伎の役者さんの演技を想像してみてください。肩が下がり、力みなく指先までしなやかに動かしています。上半身の脱力が上手になれば、掃除機をかける・野菜を切るといった日常の動作も楽に、美しく行えるようになります。
美しい動きは同時に機能的な動きです。
和服を着ていた時代は普通に出来ていた、日本人に合った体の使い方を身につけましょう。
アンカー 2
呼吸の波が体を調整する
深く吸えば体は引き締まり、深く吐けば体は弛緩する。深い呼吸が体の波を作り、内臓の状態や神経の働きを活性化します。呼吸が浅く緊張した状態が続けば深く眠りにくくなるし、強く吸って引き締められないと弛緩して動けなくなります。
整体では淀みなく気が通る体が良い体であると考えますが、全身に気が通るというのは言い換えれば「全身が深く呼吸している」ということです。肺だけでなく頭も足も呼吸しています。呼吸の波、体のリズムが感じられるようになりましょう。
アンカー 3
背骨が整えば自律神経も整う
冷えが体に良くないからといって靴下を何枚も履くとか、腹巻きを巻いて守る人がいますが、体が整っていれば守らなくても冷えることはありません。むしろ外から守ってあげ過ぎることで、内側から熱を上げようという働きが起こりにくくなります。
体温の維持や内臓機能に関わる自律神経が適切に働くために重要なのは脊椎です。脊椎から出ている神経が体の状態を脳に伝えますが、眼精疲労や食べ過ぎによって背中が強張ると、脊椎の動きが悪くなります。脊椎にはその人の生き方が現れるのです。
アンカー 4
bottom of page